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[ジャム&保存食のお話]


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2017.08.30

黒胡椒夫人と山椒男爵

写真 2017-08-26 14 33 23

 

右がこの度再登場となった【黒胡椒夫人】

左が今年デビューの【山椒男爵】です

 

なぜこの名前にしたのか・・というのは今回は置いときまして(置いていいのか?

 

黒胡椒夫人は愛知県産バレンシアオレンジの果肉に黒胡椒をたっぷりブレンドしたもので

山椒男爵は長野県産杏の果実に細かく刻んだ生山椒をブレンドしています

 

どちらもなかなかエキゾチックな味わいに仕上がっておりますが

どちらかといえば

黒胡椒夫人は洋物

山椒男爵は和物といいますか・・・

黒胡椒夫人はワインやウィスキー、ビールのアテ向けで

山椒男爵は日本酒や焼酎向けかなと。

あ、またお酒の話になりそうですので ちょっと置いといて

 

先日、ご贔屓にしてくださっているお客様が

「最初はスパイスのジャムなんて・・・って、敬遠していたのだけれど、通っているうちにハマッてしまったというか、スパイスがないと物足りなくなっちゃった」

と笑っておっしゃっていたのですが

そうなのです。ジャムとスパイスって結構相性が良いのです。

そして徐々にクセになるのです。

おそるべしスパイス。

 

普段何気なく食べている料理にも「甘辛い」「甘じょっぱい」ものは意外と多い気がします

タイ料理しかり、モロッコ料理しかり、中華料理、韓国料理、イタリアン、フレンチ、もろもろ・・

まあ、甘辛いものって万国共通かなと私は思います。

 

ちなみにご存知の方も多いかと思いますが

人は辛いものを食べると体は辛みを「痛み」と認識するそうです。

 

この辛味と言うのは唐辛子だけではなく「辛い」と感じるもの全般を指すようです。

「からし」や「胡椒」もそうですね

で、その痛みを和らげるために脳内から「エンドルフィン」が分泌されます。

このエンドルフィンというのは脳内麻薬ともよばれてまして

体をホワンっとリラックスせてくれる働きをするんですね。

いわば「幸福ホルモン」ってやつです(良い響きですね「幸福ホルモン」・・・)

 

辛いものを摂取!=痛いイタイイタイ・・・・エンドルフィン分泌!・・・・幸せ~~~

 

と、こんなに単純にいくのかどうかはわかりませんが

体の中でひと騒動起きることによって生まれる

刺激と和らぎのセットがクセになるんでしょうかね

 

ちなみに、甘いものを摂取したときにもエンドルフィンが分泌されます

それと一緒にセロトニンという精神安定に一役買ってくれるリラックス成分が分泌されるということが科学的に立証されてるそうです。

まあ、この辺りは世間に広まっているぼちぼち有名な話ですが

私も体が疲れたとき、ストレスが溜まっている時に無性に甘いものが食べたくなることがあります。

そんな時は体がリラックスさせてくれるものを無意識のうちに選択しているのでしょうね

 

その理屈で考えると甘辛いものが食べたい時は、即効性を求めて体に渇を入れたい時なのかも知れません(私の勝手な考えですが)

 

あ~疲れたな~ストレス溜まってるな~・・・・「甘辛いものを食べる」・・・イテッ・・・でも大丈夫!脳になんて任せていられないわ!即効甘い物セロトニン&エンドルフィン注入!・・・幸せ~~

 

って本当にこんな感じかどうかわかりませんけども

脳内から分泌されるのを待ってられるか!と言わんばかりに

同時に食べることで疲労回復の即効性を体が求めている・・・・・

なんてことを、ほんまかいなと自分に突っ込みながら書いてますが

美味しい!は 幸せ~ に繋がっていると思いますので

甘辛いもの・・万国共通!になっているのではないかなと。私は勝手に納得しております。

 

話はかなりずれましたが、そんなわけで

甘いジャムは辛いお料理や食品やスパイシーな刺激と相性が良いのです

でも、日本にいますとなんだかジャムとお肉料理をあわせるってイメージが湧かないわ~

と思われる方の方が圧倒的に多いと思います

 

そんな時にこのジャムは、塩気のあるお料理と甘いジャムを繋げる架け橋になるのではないのかな~ なるといいな~

と思ったのがきっかけで作ったのが数年前です。

 

まずはオレンジと黒胡椒ってこんなに合うの?っていう驚きを感じて頂きたいと思います

そしてチーズやアイスクリームなどの乳製品にかけてみたり

からあげや春巻きなどの揚げ物や

塩気強めのロースとポテトやフライドポテトのディップに

ポークソテーやベーコンに・・・と、少しずつ面白美味しい食の幅を広げるきっかけになるといいな~と思っています。

 

そんなわけでこの黒胡椒夫人は洋風のお料理よく合うんですよ~

もちろんパンにも合いますよ~特にハード系のパンに合いますよ~

 

で山椒男爵は・・・といいますと

こらはまだ模索中です 笑

 

でも、店頭でそのままご試食していただくと

山椒男爵の方が人気は高めです。

杏のなんともいえない独特の香りが

山椒の風味と合うんでしょうね

 

日本ならではの「和の風味」というのを

五感で感じて頂けるからではないでしょうか

 

さて、では何に併せましょうか・・という話になりますが

今のところはお召上がりいただいたお客様と

「何に併せましょうかね・・・?」

なんてお話に至ります 笑

 

個人的にはわけぎとか出し巻き卵などに併せると良いのではないかな・・と思っていますが

私の場合はセットで「だったら併せる日本酒は・・・」と考えてしまいますので

日本酒抜きで相性の良いものを探しますね。

あ、バニラアイスと羊羹には合いましたよ!

 

実は来月(の予定)に紅茶茶葉専門店T-MODEさんと、伏見のBar Nさんとコラボで

プチイベントをします

まだ細かい内容はこれから詰めていくのですが

この山椒男爵が今回のイベントの趣旨に合いそうなので

ジャムのひとつに入れようと思っています。

紅茶とマリアージュするのか、お酒とマリアージュするのか、はたまた他の食材と併せるのか・・

どの茶葉と、どのお酒と・・どこの産地で・・どこの蒸留所で・・・と、どこまで堀り下げた内容になるかわかりませんが、かなりディープな内容になるのではないかと予測しています。

思考錯誤するのがこれから楽しみです。

 

長々と書きましたが

黒胡椒夫人と山椒男爵

名前の由来は最近サボりがちな「よもやま話」でしようかなと思っています(今日書けるかな・・)

 

ちなみにこの2種類通販でもお求め頂けます

この2種類はお試し食べきりサイズ35gもご用意しております(^^)

ではでは!

 

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2017.08.15

お待たせ致しました 今年も「蟠桃」発売開始です

大変お待たせいたしました!

 

毎年、大変ご好評頂いております

西遊記にも登場する幻の仙果「蟠桃」(ばんとう)のジャムコンポートを

今年も無事製造出来ました

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一般的な白桃は今年は軒並み不作でしたが

この蟠桃は形状からして、意外と丈夫で桃には辛いこの気候もなんとか乗り切れるかも!

と期待しておりましたら、期待通りに丈夫な蟠桃が届きました♪

昨年に引き続き今年も豊作とのことでのでホッと一安心です。

 

ご予約いただいておりますお客様には順を追ってご連絡をさせて頂きます。

通販サイトへはこの後アップ致します。

 

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今年もモッチリとした果肉の食感と濃厚な甘みが

さすが蟠桃!といった感じですよ~。(^^)

2017.08.01

樹上完熟 アンズ「おひさまコット」のジャム

今年も夏の果実と追いかけっこに勤しんでおりますのでブログの更新がかなり遅れて恐縮です

 

夏も本番!ということで、酸味のあるタイプ、とことん甘いタイプのジャムが人気です

どちらも疲れたときに欲しますので、私も含め皆様夏の疲れを感じていらっしゃるのかと思います。本当に毎日暑いです!

 

ちょっと前から販売しております今年のアンズのジャムは

愛知県みよし市の「おひさまコット」(サニーコット)という品種のアンズを使っておりまして

甘みが強く、香りも華やかなのでお客様にも大変好評いただいております

 

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この「おひさまコット」ですが、果実の重さがなんと100gほどあります!

糖度も12度程と、とっても高く、甘みと酸味のバランスがとても素晴らしいアンズです。

 

このおひさまコットより一回りほど小さいですが糖度がもう少し高く、酸味がマイルドな

「ニコニコット」もございます

ジャムにするときは酸味が強めのほうがバランスが良いので

私はおひさまコットを使いました。

 

このおひさまコットですが、全国のアンズ農家さんで栽培されていますが

樹上完熟したものを使おうと思いますと、やはり近隣の土地で収穫されたものが一番です!

アンズは特に果汁分が多くやわらかいので、デリケートなんですね

そんなわけで採れたてのおひさまコットをその日のうちにジャムに仕上げた

このおひさまコットのジャムは、とってもジューシーです♪

 

 

トーストにもヨーグルトやチーズにも相性の良いアンズですが

トロンとしてますので、カキ氷にも良く合いますよ!(^^)

 

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