南国フルーツ「キワノ」ってご存知ですか?
見た目は鮮やかで黄色く鋭い薔薇のようなトゲを持ち、
果実はエメラルドグリーン色のゼリー状の果肉が詰まっており
それらのひとつひとつの粒の中にベージュ色の種が入っています。
メロンやすいかと同じ瓜(ウリ)の仲間で、日本名で「ツノニガウリ」とも呼ばれ
ゴーヤの仲間ですが苦味はありません。
火を通すとピタヤのように粘り気が出ます。
甘みも酸味も穏やかで、ほんの僅かにライムのような風味が残ります。
しみじみと思いますが・・・不思議な果実です。
そして栄養価ですが
キワノはニガウリのように他の果物に比べてミネラルが非常に多く、
中でもマグネシウムの含有量は果物の中でトップクラスだそうです!
調べてみましたところ、なんと!生果実ではアボガドを抜いて一位でした!
ちなみに他の食品ですと、乾物系やナマコや貝類、大豆系にマグネシウムは多く含まれています。
ご存知でしたか?マグネシウムは体内で300種類以上の酵素の働きを助けているため、
神経の興奮を抑えたり体内のナトリウムを排泄し、体温や血圧を調整する等々の働きがあるそうです。
その辺りが高血圧予防などに効果が期待できるといわれる所以なのでしょうね
ちなみにこのキワノにはカリウムも割と多く含まれています!
カリウムは、むくみや脱力感の解消に役立つミネラル成分と言われています。
体がだるい、疲れやすい、イライラする、貧血気味という場合は、
カリウム、カルシウム、鉄のいずれか、或いは全部が不足していることが多いようですよ。
・・・ってまるで自分の事を書いているかのようですが、思い当たる節が・・・
最近外食が多いのでカリウム不足かもしれません。(^^;)
このカリウム、いわば体のバランスを整えるのに大事な必須栄養素なわけですが
普段はあまり気にされない方が多いのでは無いでしょうか?
ちなみに私も何年か前までは全く気にしていませんでした。
私たちの生活はどんどん便利になっている分、どうしても食事で塩分を置く摂りがちですよね。
私の場合、昔は忙しいとレトルトや冷凍食品やコンビニに頼ることが多くて、
なにかと塩分過多になっていました。
食生活を見直
すようになってからは、今度は料理の味を占める為になにかと醤油や味噌や塩に頼りがちに・・・
そんなこんなで、思い返してみると、なんだかんだとナトリウム、いわば塩分を摂取する機会が多かったんですよね。
その割にカリウムの摂取は怠りがちになるため、
健康な食生活を送っているつもりでも意外とバランスは悪かったりしていたんでしょうね
そのせいか、疲労感が増したり、イライラしたりしてしまうのです。
それでも、食材に気を使って自炊をしてる今の方がイライラ頻度は減ったと思います。
それはなぜかといえば、ナトリウムの摂取は食塩だけでなく、
ハム、ソーセージ等に食品添加物として使われる亜硝酸ナトリウムや、
ソフトドリンクに含まれている安息香酸ナトリウム、
調味料のLーグルタミン酸ナトリウムからもナトリウムを摂取しています。
一度スーパーで加工食品の裏の表示を見て見てください。
塩の他にナトリウムを含む添加物の多くが表記されているかと思います。
味もしっかり付いてる上に添加物のダブルパンチだったわけなので
ただでさえ不足しがちなカリウムも追いつかなかったのでしょうね。
私達のカリウム源は新鮮な野菜や果物です。
積極的にとらないとカリウム不足とナトリウムの摂りすぎになってしまいます。
意識することが大事なのかな、と思いながら私は普段の食生活に取り入れるようにしています。(^^)
また、キワノは食物繊維も多いので、便秘予防にも期待できます。
現在、国内で採れるキワノは1%にも満たず、
輸入のキワノ自体も極めて小量な為、大変希少な果実です。
その上、当店のキワノはなんと!長野県産です!
なので防腐剤の心配も一切ありません。
南国の果実が、日本でも涼しい土地と言われる長野県で栽培できるという事は
個人的にはなんとも複雑な思いですが、
日本全国の中でも非常に貴重な果物ですので
どうぞこの機会にご賞味くださいませ!
余談ですが、店頭でこの「キワノ」の文字をご覧になったお客様のほぼ99%が
「キウイ」と読まれます(^^;)
そして一拍置いて、「あ!でもこんなに種大きくないもんね?」と気づかれます。
きっと私がお客さまでも同じようにキウイと読んでしまうと思います。
人の持つ既成観念というのでしょうか・・・面白いなあと思いまして。(^^)
そう考えると、「キワモノ」と読んだうちのアルバとのユカチャンはもっと不思議な観念を持ってることになりますね。
人の発想様々ですね(^^)